MediaTek Genio 420、520、720 Gen-AI IoTプラットフォーム
MediaTek Genio 420、520、720 Gen-AI IoTプラットフォームは、ピン互換性のある6nm SoCで、高度なIoTアプリケーション向けに7.2から10TOPSを提供します。これら3つのプラットフォームは、同一のパッケージ、ピン配置、およびソフトウェアスタックに2つのArm® Cortex®-A78プロセッサを含むオクタコアCPUを搭載しています。genio 420 IoTプラットフォームは、NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)、CPU、GPUを介して、genio520と720で7.2TOPSとクラス最高の10TOPSを実現します。いずれも最大16GBのLPDDR5Xメモリをサポートしており、LLM(大規模言語モデル)の運用に最適です。420、520、720 IoTプラットフォームは、5K高精細シングルディスプレイまたは4K HEVCビデオのでコードとエンコードに対応したデュアルアクティブディスプレイを駆動できます。Genio 420、520、720プラットフォームは、MIPIバーチャルチャネルを備えた6台のFHD30カメラをサポートし、柔軟な高速I/Oを提供します。いずれもあらかじめ統合されたMediaTek Wi-Fi 6/6Eソリューション(Androidのみ)と、Wi-Fi® 6/6E、7、および5G RedCapモジュールにより、堅牢なコネクティビティを提供します。Genio 420、520、720プラットフォームは、Android、Yocto Linux、Ubuntu OSの各オプションに対応しています。これらのIoTプラットフォームは、オープン標準モジュール(OSM)設計を採用しており、2035年までの長い製品寿命を約束します。代表的なアプリケーションには、産業、商業、スマートホーム、小売、医療、スマートシティ、交通などがあります。
設計上の利点
• 1つのボードで3つの性能を実現。3つのプラットフォームすべてにおいて同一の13.8mm x 11.8mm VFBGAパッケージとピン配列が採用されているため、コスト重視のバリアント、大量生産ユニット、デュアルカメラ搭載のフラッグシップモデルが1つのキャリアボードを共有できます。
• 単一のソフトウェアベースライン:完全なソフトウェア互換性により、階層間の移行は構成変更のみで済み、ブリングアップ(一連の立ち上げ作業)は不要です。現在、アンドロイド、Yocto Linux BSP、Ubuntuがサポートされています
• 専用アクセラレータなしでデバイス上でのGen-AIを実現:統合された第8世代MediaTek NPUハードウェアが、CNNとトランスフォーマーモデルの両方を高速化するため、量子化されたLLMはローカルで実行されます。アクセラレータカードも、クラウドへの往復も、推論コストも不要です。
• レイテンシーとデータレジデンシー:推論はSoCで行われるため、応答時間はデバイスによって制限され、カメラや音声データが製品から外部に送信されることがありません。これはアクセス制御、患者のモニタリング、リテールアナリティクス(小売分析)の分野では必須要件となることがよくあります。
• 標準搭載の産業用インターフェイス:すべてのプラットフォームでTSN対応ギガビットイーサネットMAC、PCIe Gen 2、4x UART、9x I2C、6x SPI、および4レーンMIPI-CSI/DSIをサポートし、520と720では産業用温度グレードに対応しています。
・HMIやビジョン用のブリッジシリコンは不要:GPU、ディスプレイコントローラ、ビデオコーデック、3A対応ISP、ノイズリダクション、AI顔検出、レンズシェーディング補正、ワープエンジンはすべてオンダイです。
• 2035年までの供給見通し:各部品の10年のライフサイクルが公開されています。さほど重要でないベンチマークにおいて優位にある、一度だけ認証を得てから10年間出荷しつづけるプログラムと比較する場合、これは重視すべき点です。
特徴
- Genio 420、Genio 520、Genio 720の非常に効率が高い6nm SoC ファミリ
- オクタコアCPU(2x 最大2.6GHz Arm® Cortex®-A78プロセッサを含む)
- Gen-AIが可能なクラス最高の10 TOPS性能(NPU+CPU+GPU)
- 3つのプラットフォームすべてに渡りピンツーピンおよびソフトウェア互換性あり
- 最大16GBのLPDDR5Xメモリ、LLMに最適
- 最大5Kの高精細シングルディスプレイ、またはデュアルアクティブディスプレイ
- 4K HEVCビデオデコーディングとエンコーディング
- 6x MIPI仮想チャンネル搭載FHD30カメラ
- プラットフォームに応じて、シングルまたはデュアル内部ISP
- 柔軟性に富んだ高速I/Oインターフェイス
- あらかじめ統合されたMediaTek Wi-Fi® 6/6Eソリューション(Androidのみ)、およびWi-Fi 6/6E、7、5G RedCapモジュールのサポート
- Android、Yocto Linux、Ubuntu OSオプション
- オープン標準モジュール(OSM)設計サポート
- Genio 520とGenio 720は-40°C~+105°Cと広い温度範囲に対応
- Arm® TrustZone®、RSA-4096対応セキュアブート、暗号化エンジン、およびRNG
- 2035年以降までの長期製品供給コミットメント
アプリケーション
- 産業用
- ヒューマンマシンインターフェース(HMI)
- 予知保全システム
- 自動品質管理および外観検査
- 商業用:
- 高度なPOSシステム
- デジタル広告ディスプレイ
- カスタマーサービスロボット
- スマートホーム:
- 高度なホームオートメーションシステム
- インテリジェントセキュリティカメラ
- スマート家電
- 小売用:
- インタラクティブデジタルサイネージ
- スマートキオスク
- 在庫管理システム
- ヘルスケア用:
- 患者モニタリング
- 遠隔医療端子
- 医療画像ディスプレイ
- スマートシティおよび交通:
- スマート監視およびアクセス制御
- EV充電およびスマートパーキング
- 環境モニタリング
仕様
- TSMC 6nmプロセス
- メモリとストレージ:
- メモリの種類と速度
- 最大16GBのメモリ
- LPDDR4X:最大4266Mbps
- LPDDR5X最高6,400Mbps
- UFS3.12-lane、eMMC5.1、SD3.0、SPI-NORストレージタイプ
- ディスプレイとビデオ:
- シングルディスプレイは最大ウルトラワイド5K60または4K60、デュアルアクティブディスプレイは最大2.5K60 + 2.5K60
- MIPI-DSI (4レーン、2.5Gbps/lane) またはLVDSx 1、eDP1.4(4レーン) x 1、 DP1.4/eDP1.2(4レーン、USB3.2と共有) x 1
- 4K30HEVC/H.264ビデオエンコーディング
- 4K60HEVC/H.264/VP9ビデオデコード
- JPEGデコード250MP/s、エンコード400MP/s
- カメラ
- 6x FHD30バーチャルチャネルをサポートする2x MIPI-CSI(4レーン)
- ISPは3A、ノイズリダクション、AI顔検出、レンズシェーディング補正、ワープエンジンを搭載
- OpenGL ES3.2、Vulkan1.1、OpenCL2.2グラフィックス GPU をサポート
- プリフェラルインターフェース(I/O):
- USB2.0(ホスト) x 3、USB3.2Gen-1 (ホスト) x 1、USB3.2Gen-1 (ホスト/デバイス、DPと共有) x 1
- TSN付きギガビットイーサネットMAC x 1、PCIe Gen2x 1(1レーン、ルートコンプレックス、WoWLAN)
- 4x UART、9x I2C、6x SPI、3x PWM
- 2x I2S入力、2x I2S出力、2x PDM入力、1x PCM入出力オーディオ
- ワイヤレス接続
- 統合されたWi-Fi® 6 1x1/6E 2x2(MT6631X / MT6637X)、およびBLUETOOTH® 5.3
- Wi-Fi 7、5G、および5G RedCapモジュールのサポート
- Arm® TrustZone®、RSA-4096対応セキュアブート、暗号化エンジン、およびハードウェアRNGセキュリティ
- VFBGA 13.8mm x 11.8mm x 0.9mm、0.4mmボールピッチパッケージ
- 公式にサポートされているAndroidおよびYocto Linux、ならびにロードマップ上のUbuntu(対応オペレーティングシステム)
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