SSM6515アンプは、外付けインダクタ/コンデンサ(LC)出力フィルタが不要の高効率・低ノイズ変調方式を採用しています。この変調方式は、非常に低い出力電力であっても高効率を実現し続けるため、従来のヘッドフォンアンプと比較してバッテリ寿命を節約できます。また、55mWを負荷16Ωに供給する場合に90%以上の効率性で動作し、信号対雑音比(SNR)は113dBです。スペクトラム拡散、安定したコモンモード・パルス密度変調によって、他のClass-Dアーキテクチャより大幅に低い電磁干渉(EMI)放射エミッションを実現しています。
SSM6515にはデジタル入力があるため、外付けデジタル/アナログコンバータ(DAC)は不要です。SSM6515には、1.8V PVDD供給で標準シャットダウン電流6μAのマイクロパワー・シャットダウンモードがあり、入力なしで自動的に電源を切断できます。また、電源ONおよびOFF状態中の出力の電圧グリッチを最小化するポップ・アンド・クリック抑制回路も搭載しています。入力は、I2S、時分割多重化(TDM)、パルス密度変調(PDM)をはじめとするさまざまなシリアルオーディオ形式をサポートします。
SSM6515は、I2C制御インターフェイスで動作するように、あるいはスタンドアロンモードで動作するように設計されており、-40°C~+85°Cの温度全域での動作に指定されています。また、内蔵短絡保護も搭載しています。
Analog Devices Inc. SSM6515 Class-Dオーディオアンプは、ハロゲン化物を無含有の11ボール、0.984mm × 1.444mm、0.35mmピッチ、ウェハーレベル・チップスケール・パッケージ(WLCSP)でご用意があります。
特徴
- ヘッドフォン駆動用に最適化された3レベルのΣ-Δ変調を備えたフィルタレスデジタル入力、モノラル差動出力Class-Dアンプ
- 1.8単電源で動作
- 出力電力80mW、<0.1% THD + Nで負荷16Ω
- rmsノイズ2.5μV、A加重信号対ノイズ比113dB、ダイナミックレンジ
- 30mWで0.003% THD + N、1kHz出力での負荷32Ω
- I2C制御で最大4ピンまで選択できるアドレスまたはスタンドアロン動作
- 複数のシリアルデータ形式
- TDM、I2S、または左詰めスレーブ
- 2.8224MHz~12.288MHzで動作するPDM入力
- サンプリングレート8kHz~768kHzをサポート
- PDM入力6MHzでレイテンシ3.9μs
- 柔軟性に富んだデジタル利得調整
- コーナー周波数をプラグラムできるDCブロッキング・ハイパス・フィルタ
- 高性能モードでの標準アイドル電力1.55mw
- 電力消費の低減を実現する低消費電力モード
- 柔軟性に富んだ出力利得リミッタとクリッピング
- ゼロデジタル入力が備わった自動パワーダウン機能
- 短絡保護
- ポップ/クリック抑制
- ユーザによる選択が可能な超低EMI排出モード
- パワーオンリセット
- 1.8V PVDD電源
- 1.2V~1.8V IOVDD電源
- 0.984mm x 1.444mm、0.35mmピッチWLCSP-11
アプリケーション
- ワイヤレスヘッドフォン
- アクティブ・ノイズキャンセリング・ヘッドフォン
- スマートフォンのイヤフォンスピーカ
- 補聴器補助機器
- 携帯用電子機器
ブロック図
標準アプリケーション回路
パッケージ外形

