Infineon Technologies 人工知能向けセキュリティソリューション

AI (人工知能) システムは複雑で拡張性が高いことから、特に分散コンピューティング環境またはエッジコンピューティング環境では安全性が課題となる場合があります。AIシステムは常に進化しており、新たな脅威も継続的に発生するため、潜在的なセキュリティリスクに先回りして対応することが難しくなっています。インフィニオン (Infineon)のソリューションは、エッジからクラウドまでのAIインフラを保護することを目的としており、AIモデル、データ、システムの安全性と信頼性の確保に貢献します。

Software-only security measures and virtual roots of trust can be bypassed, exposing IP. To secure AI effectively, Infineon anchors security at the silicon level, creating a chain of trust: OPTIGA™ TPM and OPTIGA™ Trust M provide a hardware-based Root-of-Trust that secures device identity, keys, and AI workloads end to end.

Across the edge-to-cloud AI workflow, OPTIGA TPM and OPTIGA Trust M address distinct but complementary attack surfaces – each applied based on the device architecture and security requirements.

トラステッドプラットフォームモジュール(TPM)

OPTIGA TPM SLB 9672およびOPTIGA TPM SLB 9673は、インフィニオン (Infineon)の既製トラステッド・プラットフォーム・モジュール(TPM)であり、モノのインターネット(IoT)、産業用制御システム、人工知能(AI)など、幅広いアプリケーションにおいて安全な環境を提供するよう設計されています。両モジュールはTPM 2.0仕様に準拠しており、鍵の保管、暗号化および復号、セキュアブートのための安全な環境を提供するとともに、耐量子暗号(PQC)で保護されたファームウェア更新にも対応しています。

これらのTPMモジュールは、次のような強固なセキュリティを必要とするコンピューティングプラットフォームおよび組込みシステムのユースケースのサポートに最適です。
• 鍵や秘密情報の保護
• 偽造防止
• デバイスの完全性検証用Device Health Attestation
• セキュアファームウェア更新
• セキュアクラウドオンボーディング
• TLSによる暗号化・保護通信機能を備えたセキュアチャネル

TEEを活用したハードウェアベースのセキュリティ

OPTIGA TRUST M SLS32AIAは包括的なセキュリティソリューションであり、既存のIoT設計にセキュリティ機能を容易に追加するための手段です。本ソリューションは、高度なセキュリティコントローラをベースとしており、セキュアなデータ保管のための耐タンパ性を備えた不揮発性メモリ(NVM)を内蔵し、さまざまな暗号エンジンに対応しています。これらのデバイスは、高い柔軟性と性能、セキュリティを備え、産業用およびビルディングオートメーション、スマートホーム、コンシューマー向けアプリケーションにおいて、主要なクラウドプロバイダへの安全なアクセスを提供します。

OPTIGA Trust Mが実現できること:
• ハードウェアベースのセキュリティ
• TEE (Trusted execution environment: 信頼された実行環境)
• セキュアキーストレージ
• AIセキュリティ基準への準拠
• 柔軟性と拡張性

AIマイクロコントローラ

PSoC Edge E84マイクロコントローラは、高度なセキュリティ機能を備えた高セキュリティMCUであり、AIアプリケーションを保護します。セキュアブート、ハードウェアベースのセキュリティ、暗号化、および安全な鍵保管の仕組みにより、機密データおよびコードが不正アクセスから保護されます。さらに、これらのMCUに搭載されたAI特化のセキュリティ機能(セキュアなAIモデル保管やセキュアなAI推論など)により、AIモデルおよびデータは不正アクセスや改ざんから保護されます。

PSOC Edge E84が実現できること:
• セキュアブート
• ハードウェアベースのセキュリティ
• 暗号化
• セキュアキーストレージ
• TEE (Trusted Execution Environment)
• セキュアデバッグ
• 改ざん防止 (電圧と温度の監視)
• セキュアファームウェア更新
• AIモデルストレージとセキュアAI推論
• セキュリティ基準への準拠 (PSA Certified Level 4、SESIP、IEC 62443など)

特徴

  • OPTIGA Trust Mは、AIモデルの開発、展開、実行において信頼性の高い環境を提供する包括的なセキュリティソリューションです。
    • CC EAL 6+(高保証レベル)認証ハードウェアに基づく
    • ECC:NIST曲線(P-521まで)、Brainpool r1曲線(最大512)に対応
    • RSA® 2048ビット
    • AESキー(最大256ビット)、HMAC(SHA-512まで)に対応
    • TLS v1.2のPRFおよびHKDF(SHA-512まで)に対応
    • TRNG/DRNG
    • シールド接続のI2Cインターフェイス
    • ゼロ消費電力を実現するハイバネートモード
    • USON-10パッケージ(3mm x 3mm)
    • 標準および拡張温度範囲(-40°C~+105°C)に対応
    • 最大10kBのユーザーメモリ
    • 保護された更新
    • 使用カウンタ
    • 動的オブジェクト(認証情報など)のロック機能
    • 設定可能なデバイスセキュリティモニタ
    • 産業およびインフラ用アプリケーションにおいて、最大20年の長期動作を想定
    • SHA-256、ECCおよびRSA機能、AES、HMAC、鍵導出に対応した暗号ツールボックスコマンド
    • GitHubのMITライセンスソフトウェアフレームワーク (github.com/Infineon/optiga-trust-m)
  • OPTIGA TPM
    • 標準化されたハイエンドのセキュリティコントローラ
    • XMSS署名を使用してPQCで保護されたファームウェアアップデートメカニズム
    • TCG要件 (TPM 2.0 standard version 1.59) をサポート
    • TCG、CC、およびFIPS認証取得
    • Windows HLK認証
    • 多様な暗号アルゴリズムをサポート:最大RSA-4096、AES-128、AES-256、ECC NIST P256、ECC BN256、ECC NIST P384、SHA-1、SHA2-256、SHA2-384
    • 拡張不揮発性メモリ (51kB)
    • SPIインターフェイス
    • 薄型UQFN-32パッケージ
  • PSOC Edge E84 MCU - 最先端のセキュリティ
    • 低電力消費の常時稼働ドメイン内にロックステップ構成のセキュア・エンクレーブ
    • インフィニオン (Infineon) エッジプロテクトカテゴリー4 / プラットフォームセキュリティアーキテクチャ(PSA)レベル4に対応
    • 既製のTrusted Firmware-Mの有効化および暗号処理のためのMbed TLSに対応

アプリケーション

  • OPTIGA TPM SLB 9672/OPTIGA TPM SLB 9673
    • Data Centers
    • Edge Computing
    • Home and building automation
  • OPTIGA Trust M
    • Smart Home / Smart building
    • Consumer applications
    • Industrial and building automation

TPM比較表

チャート - Infineon Technologies 人工知能向けセキュリティソリューション

PSOCエッジE84ブロック図

ブロック図 - Infineon Technologies 人工知能向けセキュリティソリューション

ビデオ

公開: 2026-04-10 | 更新済み: 2026-06-24