ROHM Semiconductor ML63Q2500 AI搭載マイクロコントローラ

ローム株式会社(ROHM Semiconductor)ML63Q2500AI搭載マイクロコントローラ(MCU)は、機器が故障する前に早期に異常を検出するネットワーク非依存型のソリューションを提供しています。これによって、メンテナンスコストとラインストップのリスクを低減することで、より安定した効率的なシステム動作に貢献します。これらのデバイスは、シンプルな3層ニューラルネットワークアルゴリズムを採用し、ローム独自のオンデバイスAIソリューション「Solist-AI」™を実装しています。この機能によりMCUは、クラウドまたはネットワークに接続せずに、AI学習と推論を独立して実行できます。本モジュールは、32ビットArm® Cortex®-M0+プロセッサとROHM独自のAIアクセラレータ「AxlCORE-ODL」を搭載し、多彩な周辺回路を集積しています。ML63Q2500はMCU、リアルタイムのオペレーションステータスのモニタリングを可能にし、ネットワークのレイテンシの問題とセキュリティリスクを回避します。本シリーズは、AI処理実行時に消費電力約40mWの省電力性能を実現しており、産業機器などの故障予兆検知に最適です。

特徴

  • 機器が故障する前に早期に異常を検出するネットワーク非依存型のソリューション
  • ネットワーク接続に依存せずに学習と推論の両方を個別に実行
  • メンテナンスコストとライン停止のリスクを低減することで、より安定した効率的なシステム動作に貢献
  • ローム独自のオンデバイスAIソリューション「Solist-AI」を実装するため、3層式ニューラルネットワークアルゴリズムを採用。
  • 同じ機器モデル内であっても、さまざまな設置環境およびユニット間のバリエーションに柔軟に適応
  • ローム独自のAIアクセラレータ「AxlCORE-ODL」を採用
  • デバイスでのセンシングデータを使用した障害予測と劣化予測が可能
  • ROHMの従来のソフトウェアベースのMCU (12MHz動作での理論値)に比べて約1000倍高速AI処理を実現しており、異常のリアルタイム検出と数値出力が可能
  • 設置時点での高速学習(オンサイト)が可能で、既存の機器への改造に最適

アプリケーション

  • ファクトリーオートメーション(FA)センサ
  • 産業用機器およびオフィス機器
  • ロボット
  • 住宅施設
  • 家電製品
  • 電池
  • 動力工具
  • モーター
  • 家電製品
  • 測定器

仕様

  • CPU:
    • 32bit RISC CPU (Arm Cortex-M0+ CPU)
    • Arm Thumb®/Thumb®-2命令セットをサポート
    • SWDポート
    • 最短命令実行時間
      • 30.5μs (32.768kHzシステムクロック使用時)
      • 20.83ns (48MHzシステムクロック使用時)
    • 24ビット x1チャネル、システムクロックでカウント(SYSCLK)(初期クロック LSCLK)
  • 内部メモリ
    • ソフトウェアでプログラムメモリエリアを書き換え
    • バックグラウンド動作(CPUは、データフラッシュメモリ領域への消去と書込中に作動可能)
    • フラッシュROM:
      • プログラム領域:128/256KB
      • データ領域:8KB
    • ワークメモリ(データRAM):16KB
  • 動作電圧範囲: 2.3V~5.5V
  • 動作温度範囲: -40°C~105°C
  • 6x 16ビットタイマ
  • 2x SSIO
  • AxlCORE-ODL AIアクセラレータ
  • 最大高速動作周波数:48MHz (PLL発振) /40MHz(水晶発振)
  • 最大低速動作周波数:32.768kHz (内部RC発振/ 水晶発振)
  • 48ピンパッケージのROM容量 (ML63Q2537):256KByte
  • 64ピンパッケージのROM容量 (ML63Q2557):256KByte

比較表

チャート - ROHM Semiconductor ML63Q2500 AI搭載マイクロコントローラ

ブロック図

ブロック図 - ROHM Semiconductor ML63Q2500 AI搭載マイクロコントローラ
公開: 2025-04-08 | 更新済み: 2025-11-20