
Texas Instruments LMV242x ログRFパワー・ディテクタ
Texas Instruments LMV242x ログRFパワー・ディテクタは、シングル出力 (LMV2421) およびデュアル出力 (LMV242) パワー・アンプ (PA) コントローラです。これらのデバイスは、GSM/GPRS携帯電話およびRF PA制御用のRF送信電力制御ループ内での使用を意図しています。LMV242xは、HBT、InGaP、バイポーラ・パワーアンプを含むすべての単電源PAに対応しています。デバイスは、2.6V~5.5V単電源で動作します。LMV2421 PAコントローラは、ランプフィルタ、ログRFディテクタ、およびエラーアンプとして機能する出力ドライバを搭載しています。デュアル出力のLMV242は、2つの選択可能な出力ドライバを搭載しているため、2つの異なるPAを制御できます。LMV2421入力インターフェイスは、1つのデジタル入力、2つのアナログ入力、およびLMV242用の2つのデジタル入力で構成されています。アナログ入力は、ランプ電圧入力およびRF入力です。デジタル入力は、送信/シャットダウン・イネーブルおよびバンド・セレクト (LMV242のみ)の機能を実行します。LMV242xは、TX_EN = Highの場合にアクティブになります。デバイスは、TX_EN = Lowの場合に低電力消費シャットダウンモードに入ります。出力は、シャットダウン時に最小出力電圧にプルダウンされます。帯域選択 (LMV242 のみ) 機能によって、BS = Highの場合はOUT1が有効になり、BS = Lowの場合は出力OUT2が有効になります。有効になっていない出力は最小出力電圧まで引き下げられます。個々のPA特性は、ユーザーが選択できる外部RCの組み合わせによって設定できます。
Texas Instruments LMV242xは、10リードのWSONパッケージで供給され、占有面積が小さいPAモジュールシステムに最適な選択です。
特徴
- 450MHz~2GHz動作
- 50dBログRFディテクタ
- 内蔵ランプフィルタ
- 外部ループ補償オプション
- 正確な温度補償
- RXスロットでの省電力を実現するシャットダウンモード
- GPRS準拠
- InGaP HBTバイポーラ技術のサポート
- 3mm × 3mm WSONパッケージ
アプリケーション
- GSM、GPRS、TDMA、TD-SCDMA携帯電話
- パルスRF制御
- ワイヤレスLAN
- GSMおよびGPRSパワー・アンプ・モジュール
- 送信モジュール
機能ブロック図

公開: 2025-08-13
| 更新済み: 2025-08-20